八王子ふたば保育園の保育内容
ふたば保育園の一日
うさぎ組 (5歳児クラス) |
年度中に5歳から6歳になる子どもたちのクラス。いわゆる“年長組”に相当します。うさぎ組の年度を終えるといよいよ卒園、小学校へ上がります。 |
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りす組 (4歳児クラス) |
年度中に4歳から5歳になる子どもたちのクラス。いわゆる“年中組”に相当します。 |
ことり組 (3歳児クラス) |
年度中に3歳から4歳になる子どもたちのクラス。いわゆる“年少組”に相当します。 |
ひよこ組 (2歳児クラス) |
年度中に2歳から3歳になる子どもたちのクラス。 |
たまご組 (1歳児クラス) |
年度中に1歳から2歳になる子どもたちのクラス。このクラスの子どもたちがいちばん年下です。 |
7:00〜9:00 | 登園、自由遊び、設定遊び | ||||||
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9:00〜11:00 | 主活動=年齢別保育(教育) ※絵画・造形・文字・数・リズム・歌・自然観察等、年齢にそくした活動 |
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11:00〜16:30 |
たてわり保育=年齢を超えた関わり(養護) ※食事・おやつ・午睡・排泄・着脱等(生活指導) ※自由遊び等、異年齢児との保育(個人指導を含む)
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16:30〜18:00 | 自由遊び、設定遊び、降園 | ||||||
18:00〜19:00 | 延長保育 |
主活動
9時から11時までは主活動の時間です。各クラス単位で、カリキュラムに基づいた年齢別保育を行います。カリキュラムは「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」、「表現」の五つ、いわゆる“保育の五領域”の達成を目指して組まれており、これに基づく活動は人間形成の基礎を培うことを目標としています。八王子ふたば保育園では月毎にカリキュラムを作成し、そのカリキュラムに従った活動を行っています。“五領域の達成を目標にした活動”というと難しそうですが、実際の活動では皆で歌ったり、絵を描いたり、園外保育に出かけたりしています。例えば園外保育で公園まで行って遊んだとします。公園まで歩き、公園で身体を動かしますから「健康」の領域です。友だちと一緒に遊びますから「人間関係」です。公園や町の様子、公園の草花などに興味を持つのは「環境」の領域です。友だちや保育者といろんな話をし、出会った人に挨拶します。「言葉」です。保育園に帰って公園で見た花を絵に描きます。「表現」の領域です。保育の五領域は学校の教科のように独立しているものではなく、それぞれが密接に関連し、切り離すことはできません。五領域を総合的に捉え、その達成を目標に、さまざまな活動を行っているのです。
個別活動
主活動以外の時間は、基本的に個別活動の時間です。“個別活動”というとわかりにくいですが、この時間は子どもたちの生活そのものです。異なる年齢の子どもたちや担任以外の保育者と関わりながら遊ぶ中で人間関係を学び、着替えや排泄などの生活習慣を身につけ、生きていくうえで大切なことをその中から学んでいきます。八王子ふたば保育園は定員60名の小さな保育園ですが、小さいからこそ園内は大きな家族のように機能し、その中で子どもたちは他者への思いやりや感謝の気持ちを育んでいきます。大きい子が小さい子の世話をしている姿も日常的な光景です。八王子ふたば保育園では画一的な指導より子どもそれぞれの発達成長に応じた個人指導を重視しています。子どもの興味や能力には個人差があります。画一的な指導ではなく、その子に合わせた指導を行うことが大切です。そのような指導は一見遠回りにも見えますが、時間をかけて丁寧に教えることが、“自分のことが自分でできるようになる”ことへ確実につながっていくのです。
保育園の保育内容には「保育指針」というものが決められています。「保育指針」には教育に関する部分もあり、幼稚園の「教育要領」と共通した内容になっています。保育園でも子どもの心身の成長を促すよう、専門の保育者が年齢に合わせたさまざまな働きかけをしています。保育園は幼稚園とは違って子どもが日中ずっと生活する場です。保育時間は長く、給食やおやつやお昼寝もあります。保育園には小さいときから入れますので、さまざまな年齢の子どもたちがいます。お友だちやお兄ちゃん、お姉ちゃんの存在に心が満たされる「兄弟効果」もあるようです。保育園は子どもたちが豊かに育ち合うための場なのです。