八王子ふたば保育園では子どもたちのためにたくさんの玩具を用意しています。お気に入りの玩具で遊んでいる子どもたちの姿は真剣そのものです。そんなふうに集中して遊ぶことを、保育の世界では“遊びこむ”というのですが、この“遊びこむ”ことが幼児期にはとても大切です。遊びながら集中力や想像力、表現力などが育まれ、さらに友だちと一緒に遊ぶことで協調性や自制心、コミュニケーション力なども学んでいきます。“遊びこむ”ことで、さまざまな“生きる力”が育っていくのです。

子どもたちの“遊びこむ”時間がより豊かなものになるように、八王子ふたば保育園ではこだわりを持って玩具を選んでいます。有名なカプラ（KAPRA^®）やスイスのネフ（naef）社の積み木など、外国製の木製玩具も多く揃えています。ネフ社のネフスピール（Naef Spiel）やヴィボ（vivo）といった積み木などは特徴的な形状とカラフルな色彩で、きっと楽しく遊べそうだと思わせてくれるものです。決して“外国製だから良い”とか“木製だから良い”といった安易な基準で選んでいるのではなく、子どもたちが遊ぶ姿を想像しながら、子どもたちの成長にとって本当に“良い玩具”とは何かを考えて選んでいます。

私たちが「これはいい」と思って選んだ玩具は、どれもとても美しいデザインです。無垢の木材の積み木も、色の塗られた積み木も、他のさまざまな玩具も、まるで芸術作品であるかのように美しい色と形をしています。箱に入っているのを見るだけでも美しく、大人でも思わず手に取ってみたくなります。子どもたちのための玩具にとって、それがいちばん大切なことかもしれません。

未就園の子どもたちに保育園の保育を体験していただく「保育体験」では、こうした玩具も使ってもらっています。外国製の玩具は一般の方は見る機会も少なく、参加者の方々に喜んでもらっています。八王子ふたば保育園の積み木はすっかり使い込まれて角が丸くなったり色が剥げたりしてしまっているものもあります。これからも子どもたちが豊かに“遊びこむ”ことができるように、“良い玩具”を選んで揃えていきたいと思っています。